@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000166, author = {荻原, はるみ and Ogiwara, Harumi}, journal = {研究紀要, Nagoya Ryujo (St. Mary's) College annual report of studies}, month = {Dec}, note = {高機能自閉症児(積極型、IQ143)A男を対象に、TEACCHプログラムの基本的な考え方である「構造化」の概念を実践場面に取り人れることを試みた。本研究は幼稚園でのA男の行動をアセスメントし、以下の場面における高機能自閉症特有の問題とその対応についてまとめたものである。1)園内探検と園の見取り図の作成 2)触ってはいけないスイッチヘの目印 3)着席の位置の構造化 4)「一番少年」の克服 5)プール見学での環境構成 6)1日のスケジュールを表に示す 7)順番待ちと音に対する過敏性への対応 8)運動会での構造化 9)歌の練習場面での工夫 10)給食配膳の視覚的構造化 「予測の困難性」と「優れた視覚認知」という自閉症の特徴を踏まえ、構造化を適宜不適応場面に取り人れた結果、高機能自閉症児に対しては、徹底したTEACCHプログラムを用いなくともかなり適応がよくなり、自立・自発的に行動できるようになることが明らかにされた。また対人関係についても、障害を早期に発見され直後から介入を開始した本児については、特に大きなトラブルは生じていない。自閉症児に対する統合保育は、単に他児と同じ場所で同じように保育・教育していけば良いというものではなく、その特徴を捉え、違いは違いとしてはっきり認識した上で統合を考えていくことが大切である。, 14, KJ00000697164, 論文, ARTICLE}, pages = {129--140}, title = {高機能自閉症児の幼稚園における援助と適応}, volume = {25}, year = {2003}, yomi = {オギワラ, ハルミ} }