@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:02000088, author = {小野, 隆 and 清水, 寛子 and 清水, 健明 and 岡田, 繁雄 and Ono, Takashi and Shimizu, Hiroko and Shimizu, Takeaki and Okada, Shigeo}, journal = {名古屋柳城女子大学研究紀要}, month = {Feb}, note = {AED(自動体外式除細動器)は、2004年に公布された「非医療従事者によるAEDの使用について」から徐々に全国で設置が進んでいる。保育者が子育て支援の専門家として、保育の現場のみならず周辺地域住民の一次救急に関わりながら、子どもたちに命の尊さを伝えていく取組について報告した。まず、O認定こども園の保育者が園での事前研修の成果を基に、5歳児クラスとその家族関係者に対し一次救急を伝えながら安全教育の知識・技能を高めることに繋がるかどうかの検証を行った。研修の内容は、NPO法人いばらき救命教育・AEDプロジェクトのPUSHコース(胸骨圧迫とAED使用法に特化した内容)を基にアレンジしたものとした。研修は、短時間で分かりやすく、楽しく学べる心肺蘇生講習となった。一人一体のトレーニングキット「あっぱくん」を用いるため、短時間でも疲れるほどの実習が可能となり、また、一度に大勢の方々が受講できたことも特徴であった。また、A県の現任保育者の園長研修の「リスクマネジメントと安全管理」に関する講座内容の中の10分間という短時間でも実施することができた。二人で一体の「あっぱくん」を用いたため、同時に参加者の半数が体験し、ペアのもう一人が回数をカウントするという実習が可能となり、効率的に実施できたことも特徴であった。これらの参加者による研修内容を振り返る自由記述のコメントやAED設置状況のアンケートなどから、地域の救命率の向上に向け、より身近で分かりやすい内容の講習会を実施し、子どもやその家族に伝えることのできる存在としての保育者の専門性が新たに発見された。保育者が所属する保育施設の資源を生かしながら、子どもの健康と安全を守るとともに、その子どもを取り巻く周辺地域住民の命を守るプロジェクトを担う可能性が示唆された。}, pages = {91--97}, title = {保育者による AED 普及啓発プロジェクト―周辺地域住民の救命率アップを目指して―}, volume = {3}, year = {2023}, yomi = {オノ, タカシ and シミズ, ヒロコ and シミズ, タケアキ and オカダ, シゲオ} }