@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000321, author = {山脇, 眞弓 and Yamawaki, Mayumi}, journal = {研究紀要, Nagoya Ryujo Junior College annual report of studies}, month = {Dec}, note = {いわゆる芸術療法において粘土は身近な素材である。多くの研究者ならびに療法家が,一種の遊戯療法における道具として,粘土が有するその潜在力を指摘している(例えばAnderson, 1995等)。さらに箱庭療法における作品のごとく,クライエントによる粘土細工そのものが診断のために利用できることを指摘する研究者もいる(Jorstad, 1965; Keyes,1995)。しかしながら,粘土作業のいかなる側面が治療効果をもたらすかについてはいまだ明確な説明がなされていない(Sholt, 2006)。本研究は,粘土による表現活動が、幼稚園から高等学校に勤務する教員にどのような心理的効果もたらすか、心理テストSTAI ・POMSを使用し活動善と活動後の心理状態を測定し、さらに、作品を制作する過程で甦ってくる感情について、自己評価と自由記述の感想などで記述した。STAIやPOMSの心理テストを実施した結果や自己評価・自由記述の感想等をみると、表現活動を行うことにより、気分が高揚し、不安傾向も緩和されたことが実証できた。さらに粘土による素材の特性から、活動を通して無心で作業に取り組むことにより、自己をゆっくり見つめることができ、自己を振り返り、自分自身を省みることもできた。特に現場の教員は、日々自分自身をゆっくり振り返ることや、足をとめて周りを見回すなど、自分自身の時間が十分にとれていない現状もある。研究結果から、今回実践した「粘土による表現活動」は、現場で働く教員にとって、ストレスを軽減させることができる活動であったということがわかった。今後はこの結果を基に、さらにこの研究が一般化できるように、「粘土作業による効果」について研究に努めていきたい。, 13, KJ00008360059}, pages = {139--148}, title = {教師の主観的気分に及ぼす粘土による表現活動の効果}, volume = {34}, year = {2012} }