@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000385, author = {鬢櫛, 久美子 and Bingushi, Kumiko}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {本稿は、保育者養成課程で紙芝居を教育メディアとして活用することの意義、方法に関する一考察である。2013年の「教育メディアとしての紙芝居-保育者養成課程における取り組み-」では、保育実践に活用するための知識、技術・技能の学修について言及した。今回は、その続編として、社会に求められる資質、コミュニケーション能力育成に紙芝居を活用することの可能性を探った。  コミュニケーション能力が注目されている現状とその背景を検討し、コミュニケーション能力として求められているのはどのような能力なのかを探った。グローバル化した現代社会において、日本だけでなく世界的にも議論されており、「21世紀型スキル」、「学士力」、「社会人基礎能力」として論じられていること、さらに、専門的領域固有のコミュニケーション能力ではなく、汎用的な能力(ジェネリック・スキル)と考えられているものであることが明らかとなった。  紙芝居を保育者養成課程に導入すると、紙芝居を演じる、創作する、実演会をする等のプロセスから、自己を表現し、互いを多面的に評価・発見し合う(共感する)ことで、自己肯定感を味わい、自信をもつようになることが期待できる。つまり、紙芝居を教育メディアとした教育プロセスからコミュニケーション能力を育成することが可能であると考えられる。紙芝居をメディアとした教育を既存のカリキュラムの中に埋め込んで実施する場合、「児童文化」、「国語表現」、「図画工作」、「保育内容指導法表現」、「教職実践演習」等の教科に到達目標としてマッピングすることが可能との結論を得た。その場合、教員の協働に関し二重のスキルギャップの問題があること、評価(アセスメント)方法を開発することが、課題として残されている。}, pages = {65--75}, title = {保育者養成課程におけるメディアとしての紙芝居―コミュニケーション能力育成の可能性―}, volume = {38}, year = {2016}, yomi = {ビングシ, クミコ} }