@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000413, author = {菊地, 伸二 and Kikuchi, Shinji}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {アウグスティヌスにおいて「倫理」や「道徳」の問題は、生涯にわたって重要な問題であり続けたが、必ずしも、いつも同じ問題意識のもとに考察されていたわけではなく、むしろ、そのときどきに、かれが直面したことがらと対峙する中で、深められていったと考えられる。その初期の作品である『カトリック教会の道徳』においては、マニ教徒を反駁する意図をもって、古代哲学に由来する四元徳を用いながら、キリスト教の「倫理」「道徳」を構築しようとしたが、その後期の作品である『禁欲』においては、その当時に直面したペラギウス主義者を反駁する意図を抱きながら、「禁欲」という徳について考察を進めたのであり、それが「禁欲は魂の徳であり、神の賜物である」という理解にも明確に示されている。}, pages = {31--41}, title = {アウグスティヌスにおける「徳」の問題―『禁欲』を中心に―}, volume = {39}, year = {2017}, yomi = {キクチ, シンジ} }