@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000415, author = {村田, 康常 and Murata, Yasuto}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {本論文では、「遊びを通しての指導」を中心とするとされる幼児教育の「言葉」の領域に関して、言語哲学の立場から原理的な問いかけを行った。考察のための視点として同心円の比喩を用いて、まず、「遊び」を中心とするという幼児教育の根幹を波紋のように広がる同心円に喩えた。その円周が一番外で外接してものが、知性に焦点的に働きかける教育としての知育である。続いて、言葉とは何かという根本的な問いを取り上げ、これを幼児の世界と言葉という観点から問いつつ、幼児の世界が言葉とともに開けていくプロセスを言語決定論の批判的検討を通して問い直し、幼児が言葉を獲得するプロセスを「情的知」の躍動と理解して、これを語の最も広い意味での「遊び」と捉えた。子どもが言葉を獲得するプロセスは、このような言葉の獲得にともなう世界開示の活動としての「遊び」である。それは情緒的・感性的に躍動する生命活動の中で好奇心や面白さをともなった知的活動が展開していく「情的知」のプロセスである。}, pages = {63--84}, title = {幼児教育における領域「言葉」の中心と展開―幼児と言葉に関する哲学的考察―}, volume = {39}, year = {2017}, yomi = {ムラタ, ヤスト} }