@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000430, author = {片山, 伸子 and 小川, 徳子 and Katayama, Nobuko and Ogawa, Tokuko}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {本研究の目的は協同学習の研究を分析し、概念が共有されるときにどのような言語化が行われるのかを調べ、話し合って自由分類を行う今後の研究への示唆を得ることであった。従来の概念研究においては2 者以上が協力し合って分類やカテゴリ化を行う研究自体が少ないため、近年教育心理や教科学習の分野で盛んにおこなわれている協同学習の研究を対象に分析を行うことにした。『教育心理学研究』に収録された児童の理科学習における協同学習場面を扱った論文に記載された発話を分析した。その結果、話者が新しい概念を相手に理解させたり、共有したりする話し合い場面では、新しい言葉を創造するというより、たとえたり、既知の言葉を言い換えたりして理解する傾向がみられた。話し手を意識させたり、話し合いを進めるための教師役も重要な働きをしてい。結果を踏まえ、話し合って自由分類を行う際には、既知の語であっても使い方について詳細に検討すること、伝達相手についての設定が重要となること、話し合いを適切に進めるような助言役の設定やそれに変わる補助手段が必要となることが考えられた。}, pages = {333--343}, title = {共有された概念は児童の話し合いの中でどのように言語化されるのか―話し合い学習の分析からの試み―}, volume = {39}, year = {2017}, yomi = {カタヤマ, ノブコ and オガワ, トクコ} }