@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000466, author = {菊地, 伸二 and Kikuchi, Shinji}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {トマス・アクィナス(以下、アクィナスとする)は、古代ギリシアに遡源し、教父や中世の神学者にも大きな影響を与えることになる「枢要徳」についてどのように理解しているのだろうか。本論では、『神学大全』第II-I部における叙述を中心に考察をしていく。  徳とはそもそもいかなるものか、徳はどこに成立するのか、徳にはどのような分類が可能であるか、ということが検討された後に、知慮、節制、剛毅、正義という「枢要徳」についての考察がなされるとともに、信仰、希望、愛といういわゆる「対神徳」とも区別される。  アクィナスの枢要徳については、アリストテレス的な枠組の中で思索が進められているが、一方で、アウグスティヌスからの影響も小さくなく、とくに、徳を愛との関係で捉えることについては、修正が加えられながらも、アクィナスに大きな影響を及ぼしている。}, pages = {41--55}, title = {トマス・アクィナスにおける「枢要徳」―『神学大全』第II-I 部を中心に―}, volume = {41}, year = {2019}, yomi = {キクチ, シンジ} }