@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000473, author = {内山, 尚美 and Uchiyama, Naomi}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {保育の現場における音楽表現活動には保育者として様々な音楽的能力が必要とされる。その音楽的スキルの基礎力の一つとして、読譜力が挙げられる。読譜力を育成し向上させることは、楽曲構造を理解し、音楽本来の楽しさを感じるられるようになる。その結果、保育者自身の音楽表現を探求し且つ深化させることへ繋がり、同様に子どもたちをも援助し導くことが可能になるのではないだろうかと考える。  そこで保育者として音楽表現活動へつなげるための読譜力を養成するために、次の2 点に着目した授業実践を試みた。一つ目は子どもの音楽の殆どがヨーロッパの音楽様式を用いていることから、その機能和声の中心となっている3 度音程の読譜力を向上させることである。そして二つ目はフォルマシオン・ミュジカルの手法を取り入れたこどものうたの歌唱指導である。 そして「音楽Ⅰ(声楽)」の授業の最終回において、受講生全員に対してアンケート調査を実施した。全体として肯定的な回答が多かった理由としては、「読譜トレーニング」によって音楽能力が点数として可視化されたことによって、受講生はこれを読譜能力として自己認識することができたのではないかと考えられる。更に学生の自己肯定感やモチベーションを上げるために、次回は同形式の「読 譜トレーニング」の実施回数を継続して検証したいと考えている。フォルマシオン・ミュジカルの手法による「子どものうた」歌唱指導については、意識を楽曲内容へ向けることができたのではないかと考える。しかし実施する唱法やメディアの利用について内容を精査する必要がある。  そして今後はこれらの取り組みによって子どものうた弾き歌いへどのような変化が表れたか調査するとともに、子どものうたを用いた有効的な音楽基礎力・音楽表現力の育成法を更に探っていきたい。}, pages = {159--170}, title = {音楽表現へつなげるための読譜力育成の試み―音楽Ⅰ(声楽)における授業実践を通して―}, volume = {41}, year = {2019}, yomi = {ウチヤマ, ナオミ} }