@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000476, author = {山脇, 眞弓 and Yamawaki, Mayumi}, journal = {研究紀要}, month = {Dec}, note = {ケアに携わる者として、対人関係を良好に築くことは重要な力の1つである。本学では、保育科で2年間の学びを経て、その後、1年間介護福祉専攻においてさらに高齢者や入院患者への理解や技術などを学び、介護福祉士と社会福祉主事の資格を取得できるシステムになっている。  学外活動の様子では、患者と向き合う態度や受け止め方、声のかけ方、身のこなしや表情、話の受け答えなど、保育科卒業生と比べ、半年間の教育養成期間を経験しただけではあるが、目を見張る成長が多々ある。  特に、現場実習の一環として、終末医療患者へのケアを学ぶプログラムがある。事前の教員や病院側のスタッフとの協議では、終末医療の患者への対応は、患者の気持ちを優先して個別の会話や体に触れるハンドマッサージは、実施しない方がよいだろうという見解だった。しかし、現場で実際に活動を開始してみると、学生が丁寧で朗らかな対応で患者の笑顔を引き出す様子を見てハンドマッサージも可能だと現場で判断し、急きょ実施することとなった。学生たちは患者が抱える個人の課題を聞き出すことなく、相手の心情にゆっくりと寄り添い、心を開かせ、会話につなげ、寡黙で他者を寄せ付けない態度だった患者とも会話をふくらませ、話の途中からは笑いあいながら会話をしていた。その自然体の技術は、教員や病棟担当介護士、病棟看護師たちを驚かせるテクニックであった。  このような対人関係の気づきやケアが可能なのは、保育科での子どものケアについての学びを基礎として、さらに生涯発達の視点から多様な人々と触れ合う機会や、より深い介護福祉の専門知識を学習することで、獲得したものと思われる。}, pages = {197--204}, title = {Degree of Specialization of Students Who Completed an Elderly Care and Wellbeing Program in College for Early Childhood Care Professionals}, volume = {41}, year = {2019}, yomi = {ヤマワキ, マユミ} }