@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000507, author = {芝田, 郁子 and Shibata, Yuko}, journal = {研究紀要}, month = {Feb}, note = {保育者は命を守り、健やかな発育・発達(育ち)を支援する役割を担うものであるが、保育者が守るという命の尊さを保育科の学生が何をもって実感できるのだろうか。それは、自分自身の母親(家族)から親としての思いに触れることだと考えた。そして、学生に、母子健康手帳を見ながら誕生前後について母親(家族)と会話をしてもらった。本研究の目的は母親の妊娠・出産・育児のエピソードから何を学生が学んだかを知り、保育の出発点である命の尊厳を意識できたか、保護者の子どもへの思いが理解できたかを見ることである。  結果、学生が書いている妊娠・出産・子育てのエピソードの文面からは、面白かった、嬉しかった、感動した、驚いた、感謝の気持ちを持った、愛情を感じたなどの表現が随所に見られ、非常に心が動く時間を持ったことが読みとれた。母親は大切な話をきちんと娘に伝えようとしていることがわかった。  今回、対象者とした131名の全ての学生が家族から愛されているという気づきや感謝を言葉にしていた。学生は母親が妊娠・出産を乗り越え、子どもの命の尊さを知り、命を大切に思い、子育てを懸命にしていることを感じ取り、命を大切に思う気持ちが強まったことがわかった。}, pages = {37--53}, title = {母子健康手帳を活用した授業実践―保育科学生が母子健康手帳を介した家族との会話から得たもの―}, volume = {42}, year = {2021}, yomi = {シバタ, ユウコ} }