@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000511, author = {山本, 聡子 and Yamamoto, Satoko}, journal = {研究紀要}, month = {Feb}, note = {本稿では、名古屋柳城短期大学の附属幼稚園である御器所幼稚園の保育日誌より、昭和31年制定の『幼稚園教育要領』に掲げられた「具体的な保育の目標」5項目と照らして、昭和中期のキリスト教主義幼稚園で実践されていた保育のうち、特に保育者と子どもとの話す活動に取り上げられた保育内容に焦点を当て、その特徴を検討しまとめた。  その結果、保育者からの話を中心に子ども同士の話し合いも取り入れ、話を聞いたり自分の考えや経験したことについて話したりする機会が毎日の保育の中で多くあったこと、季節や行事に合わせて単元が組み立てられており、自然や動植物に関する目標に該当する話が多く取り上げられていたこと、キリスト教ならではの行事に関連して、社会に広く目を向ける内容も取り入れられていたことが、附属幼稚園の保育の特徴として挙げられた。また、キリスト教主義の幼稚園に特徴的な部分として、5つの目標のいずれにも当てはまりにくい内容があったこと、自然科学的なテーマを入り口に内面的な話に展開していたことも特徴である。これらから昭和中期の附属幼稚園では、「話す活動」を通じて領域言葉に関する目標だけではなく、現在の要領・指針の領域でいえば、健康・人間関係・環境に関わる目標もカバーしていたと考えられる。}, pages = {115--131}, title = {昭和中期のキリスト教主義幼稚園の保育実践(2)―「話す活動」に着目して―}, volume = {42}, year = {2021}, yomi = {ヤマモト, サトコ} }