@article{oai:ryujo.repo.nii.ac.jp:00000520, author = {村田, 康常 and Murata, Yasuto}, journal = {柳城こども学研究, Ryujo Child Studies}, month = {Mar}, note = {この論文では、保育科の学生が子どもたちや保護者との交わりの中で保育内容「言葉」に関する実践的・発展的な学習を行う演習として、学生が大学教員指導の下で企画・実施する絵本を中心としたおはなし会「ぐるんぱ えほんのつどい」の活動を取りあげ、参加する親子と学生の交流記録と参加した保護者を対象とした毎回のアンケート調査をもとに会の活動内容や実施形態の変遷と内容を検討し、その意義と課題を考察した。この会は、子どもと絵本の出会いの場を提供するために、短期大学内のキッズルームや教会のホール、附属幼稚園で年3~6回程度開催されてきた。参加学生が、幼稚園教育要領・保育所保育指針の「言葉」に示された「絵本や物語などに親しみ……先生や友達と心を通わせる」という「ねらい」を具体的に学べる場である。また、来場する子どもの多くが入園前の乳幼児で、初めて集団生活を経験する場となり、保護者にとっては子育て相談や親同士の交流ができる場となっている。取りあげられる絵本は、子ども参加型の絵本が次第に目立つようになり、その場で子どもたちの反応や手ごたえが得られる絵本とそこからの活動の展開に重点が置かれるようになって、絵本と出会う子どもの内面にまで考察と共感を深めて「子ども読者論」にも踏み込めるような学びの場ではなくなっていく傾向があった。外見には表れにくい子どもの内的な絵本体験・物語体験に触れ、その体験の微妙で奥深い機微を共感的に捉えるような保育者の感性を育てる場を保育者養成課程の中で実現する探求が、保育内容「言葉」の指導に関わる実践的な演習の今後の課題であることが示された。}, pages = {19--34}, title = {Practical Learning in “Reading Picture Books Aloud Sessions” : A Program to Learn the Area “Language” in the Content of ECCE}, volume = {4}, year = {2021}, yomi = {ムラタ, ヤスト} }